多摩美術大学が心の豊かさをテーマにした企画展を開催

多摩美術大学が心の豊かさを探求する企画展を開催

多摩美術大学は、2023年12月1日から東京ミッドタウン・デザインハブで企画展「植える WELL-BEING OUR TOOLS & METHODS FOR WELL-BEING」を開催します。このイベントは、同大学が2025年に迎える創立90周年を記念した展覧会の一環として位置づけられています。

WELL-BEINGとは何か？

「WELL-BEING」という概念は、単なる心身の健康を超え、充実した生活を送るための感覚に焦点を当てています。この展覧会は、その理念をもとに、デザインが人々の生活にどのように寄り添い、具体的な方向性を示しているかを探ります。

展示内容

本展では、5つのテーマに基づく研究成果が紹介されます。これらのテーマには、AIとデザイン、循環型デザイン、ストラテジックデザイン、デザイン人類学、遊びのデザインが含まれます。デザイナーやアーティストだけでなく、料理人や医師、漁師といった多様な分野からの出展者による、暮らしや仕事における知恵や工夫も展示され、その豊かさを体感できる機会が設けられています。

特に注目したいのは、「TAMA DESIGN UNIVERSITY」（TDU）による、未来への種を「植える」活動の紹介です。TDUは、学科を越えた研究プロジェクトとして、教育そのものに革新をもたらすことを目指し、参加者に新しい視点を提供します。

体験イベント

また、関連イベントも多数用意されています。ギャラリーツアーやワークショップ、シンポジウムなど、参加者が自らのWELL-BEINGを考え、感じる場を提供します。特にワークショップでは、実際にデザイン作業を行いながら「遊びのデザイン」や「ウォーキングシミュレーター」製作に取り組むことができる貴重なチャンスです。

開催概要

- 展示名: 「植える WELL-BEING OUR TOOLS & METHODS FOR WELL-BEING」
- 会期: 2023年12月1日（月）〜2024年1月12日（月）
- 休館日: 2023年12月27日（土）〜2024年1月5日（月）
- 会場: 東京ミッドタウン・デザインハブ
- 入場料: 無料

最後に

この企画展を通して、参加者それぞれが自分にとってのWELL-BEINGを考察し、新たな気づきを得る機会となることを期待しています。多摩美術大学が提案するこの新たな視点に触れ、日常生活において小さな芽吹きを見出すきっかけを得ることができるでしょう。心豊かな生活を追求するための指針ともなる本展に、ぜひ足を運んでみてください。