HYDRIX、EVO2025での快挙を達成
茨城県鹿嶋市を拠点にするeスポーツチーム「HYDRIX」が、世界最大の格闘ゲーム大会であるEVO2025において、記録的な成果を収めました。8月3日、アメリカ・ラスベガスで開催されたこの大会にて、赤丹しわぽ選手が『Virtua Fighter 5 R.E.V.O.』部門で見事に優勝。さらに、でんせつえすぴ〜選手とホームステイアキラ選手もTOP8に入賞し、チーム創設後初めての快挙を達成しました。
EVOとは?— 格闘ゲーマーが憧れる舞台
EVO(Evolution Championship Series)は、2002年に始まった格闘ゲームの国際大会であり、その規模と歴史は圧倒的です。毎年、数千人のプレイヤーが集まり、一般参加型ながらプロ選手も多く参戦するため、競技レベルは非常に高いことで知られています。“誰でも参加できる、最も過酷な世界大会”と言われるこのEVOは、数万人の観客を動員し、格闘ゲーム界におけるオリンピックともいえる存在です。
赤丹しわぽ選手の優出
赤丹しわぽ選手は、選考過程で際立ったディフェンス力と戦術的な知識を駆使し、余裕を持って予選を通過。決勝ラウンドでも冷静な判断力と洗練されたコンボを披露し、観客を引きつけました。試合を重ねるごとにプレイの精度が増し、これぞという瞬間が続き、ついにEVOでの栄冠を手にしました。彼は優勝後、「EVO Las Vegas 2025での成果が自信と誇りを取り戻させてくれた」とコメントしています。次の挑戦に向けての意気込みも語ってくれました。
その他のメンバーの活躍
HYDRIXの活躍は赤丹に留まりません。でんせつえすぴ〜選手は、マルチエントリーで様々な部門に挑む中、ストリートファイター6でも好成績を残しました。彼はVF部門で堂々の3位、ストリートファイター6部門では惜しくも49位に終わりましたが、その集中力と強さを見せつけました。一方、ホームステイアキラ選手も5位入賞し、長年の経験を活かしてチームを引っ張り、安定した力を示しました。これにより、HYDRIX所属選手が同一タイトル部門で全員TOP8入りを果たすという歴史的な出来事が実現しました。
HYDRIXの未来への展開
HYDRIXは、地域の発展とeスポーツの融合を目指して設立された新しい形のチームであり、社会貢献を意識した活動も行っています。水素エネルギーを導入し、地域経済にも連携した取り組みを進めており、単なる勝利を超えた価値創出に挑戦しています。今回のEVOでの優秀な成績は、「鹿嶋から、世界へ」というビジョンの実現を示すものであり、地域の可能性を再認識させました。
HYDRIXは今後も構築したコミュニティとのつながりを持ちつつ、若手選手の育成プログラムや、地域イベントを通じた活動も計画しています。EVO2025で得た経験を生かしながら、さらなる展開によって地域へ恩恵を返すことを約束しており、新たな挑戦をスタートさせる日を心待ちにしています。
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