不二貿易の卓上型コレクションケースがヒット中!
家具やインテリア雑貨の企画・卸売を手掛ける不二貿易株式会社が、自社の卓上型コレクションケースシリーズの累計出荷額が1,200万円を突破したことを発表しました。今回のヒットは、カプセルトイブームに乗った新しい商品戦略が功を奏した結果と言えそうです。先日、同社の田坂良祐代表取締役に、売上の背景や売れ筋商品の魅力について伺ってみました。
卓上型コレクションケースの特徴
2024年4月に初めて発売した卓上型ガラスコレクションケースは、小さなフィギュアやカプセルトイを飾るためのものです。特に、カプセルトイの市場が急成長していることを受けて企画された商品で、一般社団法人 日本カプセルトイ協会によると、2024年度の市場は1,410億円に達する見込みです。この明るい見通しは、同社の新製品が消費者ニーズにぴったりとマッチしたためと考えられます。
カプセルトイブームの波に乗って
カプセルトイ市場が拡大した要因のひとつは、商品のクオリティの向上とともに、「収集する」楽しみから「飾る」楽しみへのシフトです。購入者は、SNSでの自分のコレクションの披露を楽しむようになり、特にInstagramでは「#ガチャ活」というタグが流行しています。これにより、コレクションを他人に見せる文化が根付き、卓上型コレクションケースの需要が高まったのです。
コレクターの課題に応える製品レビュー
購入者からのフィードバックをもとに、不二貿易は卓上コレクションケースが解決するべき課題を3つ把握しました。
1.
ホコリ問題: 多くのユーザーが、「むき出しで飾るとすぐにホコリがたまる」「収納してしまうとコレクションが確認できなくなる」と感じています。
そこで不二貿易は、隙間を抑えた構造を採用し、ホコリの侵入を軽減。このデザインにより、コレクションを守りつつ、いつでも愛でることができる環境を提供しています。
2.
破損や安全性への懸念: フィギュアが倒れやすい、移動する際に破損しやすいという声も多数。
不二貿易は、フィギュアを安定して固定できるシールを標準装備し、万が一の転倒を防ぐ工夫をしています。
3.
視覚的な整理整頓: サイズや色がバラバラなフィギュアでは、部屋が雑多に見えることがあります。
そこで、シンプルなデザインを採用することで、コレクションが整然と置けるように設計されています。この効果により、飾ること自体が美しいインテリアの一部となるのです。
未来への展望
同社は、12月に木目調の卓上コレクションケースを発表予定で、より多様なインテリアに融合できるデザインとなっています。クリスマスや特別な贈り物としても適しています。今後も不二貿易は、コレクションを楽しむすべての人々に向けて、便利で魅力的な製品を展開していく計画です。
家の中で「好き」を飾る楽しみをより一層深めるため、不二貿易の卓上コレクションケースは、ユーザーにとって欠かせないアイテムとなるでしょう。