新しい防災学習の形、カードバトルゲーム『災害ビースト・バトルアタック』
災害を“ビースト”として見立て、仲間と共に立ち向かう新感覚のカードバトルゲームが登場しました。このゲームは、能美防災株式会社が、ボードゲームのデザインを手がける株式会社ピチカートデザインと協力して開発したもので、すでに7月1日からクラウドファンディングを開始しています。この新しい教材は、小学校高学年以上を対象としており、防災の知識を楽しく学べるように工夫されています。
防災教育の現場からの声
このプロジェクトの背景には、現役の教員から寄せられた切実な声がありました。多くの教師たちは、防災に割ける授業時間が限られていることや、専門知識がないために教えるのが不安であるといった悩みを抱えています。また、教材研究や準備にかける時間が不足しているという声も。こうした課題を解決するために生まれたのが『災害ビースト・バトルアタック』です。
教員の導入意向が高い!
開発初期段階では、全国の教員150名に対してアンケートを実施したところ、75%以上の教師が導入に前向きな姿勢を示しました。「ぜひ導入したい」という意見が21.9%、さらには「導入を検討したい」と答えた教師が53.5%もいました。多くの教師が「子どもが夢中になれる教材が不足している」と感じており、実際に役立つ教材として注目されています。
ゲームの特長とは?
1. 災害を“ビースト”に
このゲームでは、「火災」を「かさいドラゴン」、「地震」を「じしんゴーレム」といった形で災害をモンスターとして表現。子どもたちの想像力を刺激し、学びを促進します。
2. 自ら考える力を育成
「どんな備えが必要か?」をチームで考える設計となっており、正解を覚えるのではなく、「なぜ必要か?」を学ぶ機会を提供します。
3. 短時間プレイの設計
1回のプレイ時間は約15分と短いため、授業の合間や放課後の活動に組み込みやすいものとなっています。
4. 繰り返し学ぶことで深まる理解
ゲーム内で成功や失敗を重ねることで、「気づき」が得られる設計。毎回新しい発見があり、繰り返しプレイを通じて理解が深まります。
5. 協力型プレイが生むコミュニケーション
実際の災害時のように、プレイヤー同士が助け合い、相談しながら進める協力型の設計は、学年を超えた対話を促進します。
クラウドファンディングの詳細
クラウドファンディングは、2025年7月1日から2025年8月31日までの2か月間、プラットフォームCAMPFIREにて実施。リターンとしては、カードゲーム1セットが2,980円(税込、送料込)で提供されるほか、複数セット割引プランも予定されています。
まとめ
『災害ビースト・バトルアタック』は、楽しみながら防災について学べる画期的なカードバトルゲームです。未来の世代に向けて、大切な防災の知識を楽しく身につける手助けをしてくれるでしょう。興味のある方は、ぜひクラウドファンディングに参加して、新たな防災教育の一環を始めてください。
お問い合わせは能美防災株式会社の総合企画室、マーケティンググループまで。