「UACG」プロジェクト始動
株式会社ユナイテッドアローズが手掛ける新たなプロジェクト「UACG」が始まりました。「UACG」は、MZ世代のスタッフが中心となり、アニメやマンガ、ゲームといった日本のカルチャーをモチーフにしたアパレルアイテムを展開していく取り組みです。今回はその革新的なコンセプトや、第一弾商品について詳しく紹介していきます。
従来のファングッズを超えたアイテム
同プロジェクトのテーマは「消費されないアニメTシャツ」です。これは、時代を超えて愛されるTシャツの形を借りて、未来のヴィンテージアイテムを目指す試み。UACGでは、従来のファングッズとしての価値から脱却し、アートとしても楽しめるアイテムを提供することを目指しています。これにより、世代を超えて長く愛される商品を生み出していく狙いがあります。
第一弾アイテムの魅力
第一弾は、1980年代から1990年代にかけての名作アニメをモチーフにしたコラボTシャツです。この商品は、漫画家・イラストレーターの江口寿史氏とのコラボレーションによるもの。江口氏が新たに描いたイラストを使用し、シルクスクリーンプリントで仕上げています。
1.
UACG HRK Z001
価格:8,800円(税込)
90年代のアニメーション映画のビジュアルを基に、特別に描き下ろされたイラストを使用しています。シンプルで日常使いしやすいデザインが特徴です。
2.
UACG HRK BIKES
価格:11,000円(税込)
こちらは、アニメ映画のビジュアルに江口氏のサインを加えたもの。オリジナルボディに10版のシルクスクリーンプリントを施し、懐かしさと新しさを併せ持ったデザインに仕上げられています。
3.
UACG HRK LB PREM
価格:15,400円(税込)
このアイテムは99点限定で、1点1点にシリアルナンバーが入っています。箱やパッケージにも工夫があり、アートとしてもかっこよく飾れる仕様になっています。
プロジェクトの背景
「UACG」の名称は、UNITED ARROWS「UA」にアニメ・漫画・ゲームを意味する英単語の頭文字を組み合わせた造語。プロジェクトの始まりは、MZ世代のスタッフが自らの「好き」をもとに立ち上げたもので、この世代特有の感性を大切にしています。最近の90年代カルチャーへの再評価や、インバウンド需要の高まりを背景に、日本のアニメ文化をファッションとして再解釈することにより、次代のカルチャーをつなげていく意図が込められています。
ディレクターの想い
プロジェクトディレクターを務める本山綺良莉氏は、小さな頃からアニメやマンガ、ゲームが生活の一部だったと語ります。彼女は「主人公たちの姿に自分を重ね、勇気づけられた経験は数えきれない」と述べ、そんな“好き”の感動や熱量をアパレルを通じて表現したいと熱い想いを語っています。また、作品を知らない人々にもアートとして楽しんでもらえる一枚を届けること、ファンには外でも着られるアイテムを提供することを目指しています。
展開の展望
今後、UACGはアニメやコミック、ゲームとのさらなるコラボレーションを予定しており、多様なアパレルアイテムを展開していく方針です。第一弾アイテムの反響を受けて、第二弾では人気コミック『ドラゴンヘッド』をテーマにしたアイテムも計画中で、さらなる展開が期待されています。
また、SNSを通じて制作背景やアイテムに込めた想いを発信し、ファッション感度の高い店舗でのポップアップイベントも予定。外部イベントでもプロジェクトの世界観を体感できる機会を増やしていく計画です。
まとめ
「UACG」は、現代のファッションシーンに新たな風を吹き込むことを目指すプロジェクトです。日本が誇るカルチャーをアパレルを通じて再解釈し、次世代の顧客に届けることで、広く愛されるアイテムの展開を期待したいと思います。これからの展開に注目していきましょう。