江東学園幼稚園
2025-07-01 12:00:15

江東学園幼稚園が挑む未来型STEAM教育の実践と新たな学びの形

江東学園幼稚園が挑む未来型STEAM教育の実践



背景と目的


東京都墨田区にある江東学園幼稚園は、浄土真宗本願寺派系列の幼稚園として100年以上の歴史を持ちます。この度、株式会社MIRIDEと共同で、未来型のSTEAM(科学、技術、工学、芸術、数学)教育を導入し、2025年以降の教育改革を視野に入れた取り組みを始めました。テクノロジーが進化する現代において、子どもたちが求められるスキルは、単なる正解を覚えることではなく、自ら問いを立て、探求し続ける力です。

STEAM授業の詳細


江東学園幼稚園では、実践授業として「雨はどうして降るの?」というテーマを基に、実験とプログラミングを組み合わせた授業を行います。まず前半では、身体を使って理科実験を行います。お湯と冷たい水を用い、混ざる・混ざらない実験を通して、雲と雨の成り立ちを観察します。これにより、子どもたちはその場で湯気が水滴に変わる様子を目の前で見ることができます。

後半では、ビジュアルプログラミングツールを使用して、実験で体験した雲や雨の仕組みを再現します。「雨がふるには何が必要か?」と考えることで、論理的思考や構造化能力を育むことが狙いです。子どもたちの心に芽生えた「なぜ?」という問いが、深い学びへの道を開いていきます。

子どもたちの反応


授業では、子どもたちは実験が始まるとすぐに興味津々になり、「なんで?」「次はどうなるの?」という問いが次々と飛び出しました。実験の結果に対して失敗を恐れず、他の班の結果に関心を持ち、「次はこうしてみたい」と前向きな反応を示す姿が印象的です。成功や失敗に対する捉え方が、学びの質を高めていると言えます。

教育現場の声


江東学園幼稚園の園長、岡田真氏は「伝統の学びの上に、新たなSTEAM教育を重ねることが大切」と語ります。AIやテクノロジーの進化に対して、どのように問いを立て、探求するかが子どもたちにとって求められる力になると考えています。

また、授業後には子どもたちが自発的に下のクラスの友達に知識を伝えたり、家庭でも学びを持ち帰る姿が見られ、教育が日常生活にも広がっています。

今後の展望


江東学園幼稚園では、引き続きSTEAM授業を月に1回のペースで実施し、毎回子どもたちの素朴な疑問からテーマを設定していきます。従来の心の教育に、新たな探究の力を重ねることで、未来を切り拓く力を育む場として成長していくことでしょう。

お問い合わせ


この取り組みに興味を持たれた方は、ぜひ株式会社MIRIDEまでお問い合わせください。彼らは教育の可能性を広げるOSとしての位置づけを持ち、今後の年間プランを進めていく意欲を見せています。

「STEAM教育が日常に広がっています」という言葉が示す通り、江東学園幼稚園の取り組みは、未来の教育シーンに新たな風を吹き込むことでしょう。さらに、教育現場でのまた次なる挑戦にも期待が寄せられます。


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