GENDAとブシロードが業務提携を実現
2023年10月、エンターテイメント業界の二大巨頭、株式会社GENDAと株式会社ブシロードが業務提携契約を結びました。この提携は、海外進出と知的財産(IP)の体験価値向上を目指すもので、両社が持つリソースとノウハウを活かし、エンターテイメントビジネスのさらなる成長を図ります。
業務提携の背景
GENDAは、エンターテイメント業界におけるM&Aを通じて「連続的な非連続な成長」を遂げることを戦略に掲げ、全国に1,100店舗以上のアミューズメント施設やカラオケ店を展開しています。特に、欧州やアジア市場での多面的な事業展開に強みを持っています。
一方のブシロードは、2007年の設立以来、トレーディングカードゲーム(TCG)の制作と販売を中心に成長を遂げ、広範なメディアミックス戦略を展開してきました。アニメやゲーム、音楽ライブなど、多様なコンテンツを軸にIPの認知度を高めています。両社が力量を結集することで、グローバル市場での新たなビジネスモデルを確立する狙いです。
海外進出に向けた協業の強化
業務提携により、GENDAはアミューズメント施設の運営経験を活かし、ブシロードが持つIPを駆使してエンタメプラットフォームを強化します。これまでも、Bushiroad EXPOにおけるGiGOブースの出展などを通じて、海外での認知度向上に努めてきましたが、今後は、北米や欧州、アジアでの挙動により一層力を入れていく計画です。
具体的には、ブシロードのIPを活用した商品展開や、リアルイベント、キャンペーンを実施し、顧客体験の質を高めることを目指します。これにより、両社のブランドが海外のファンにさらに深く根付くこと期待されています。
コラボレーションの深化による体験価値向上
GENDAは、これまでもブシロードのIPとコラボした限定プライズの提供やコラボカフェの実施を行い、ファンの体験価値を向上させてきました。これらの取り組みをさらに発展させ、カラオケ事業やフードビバレッジ事業においてもコラボレーションを拡充します。
新規IPや既存IPのメディアミックス展開では、GENDAがリアルな体験の提供を担うことで、両社が次なる成長機会を創出する姿勢を強調しています。
未来に向けた期待
GENDAとブシロードの連携は、エンターテインメント業界における新たな潮流を生み出す可能性を秘めています。両社の強みを最大化し、海外市場へのさらなるアプローチを通じて、ファンが楽しめる多様な体験を提供することが期待されています。今後の展開に注目が集まることでしょう。