CEDEC 2025の開催とクリエイターセッションの発表
株式会社WFSが主催する「CEDEC 2025(Computer Entertainment Developers Conference 2025)」が、2025年7月22日から24日まで横浜で開催されることが決定しました。このイベントは、日本国内最大級のゲーム開発者向けカンファレンスとして知られています。最新のゲーム開発技術やトレンドに触れられる絶好の機会です。特に注目すべきは、公募されたセッションの中から選ばれた7件で、合計14名のクリエイターたちが様々なテーマについて登壇することです。
CEDECの目的と内容
CEDECは、エンジニア、デザイナー、ビジュアルアーティスト、サウンド、ビジネスプロデューサーなど、ゲーム開発の各分野のプロフェッショナルが一堂に会し、知識や経験を共有します。毎年、多岐にわたるセッションが提供されるため、参加者は自身のスキルを磨く大きなチャンスに恵まれます。今年の開催でも、エンジニアリング、ゲームデザイン、プロダクションなど、さまざまな分野が網羅され、約200のセッションが予定されています。WFSもシルバースポンサーとして参加し、業界の活性化を目指しています。
注目のWFSセッション
1. LLM翻訳ツールの導入事例
- - 日時: 2025年7月22日 13:40-14:40
- - 登壇者: 郡司 匡弘、松井 望、小野 幸人
このセッションでは、異なる言語でのユーザーフィードバックを迅速に反映させるために開発された社内向けのLLM翻訳ツールについて紹介されます。グローバルに配信されるゲームタイトルにおけるユーザー対応の具体例を挙げ、オペレーションの効率化に寄与した事例を紹介します。
2. ミニゲーム企画の作り方
- - 日時: 2025年7月23日 9:30-10:30
- - 登壇者: 菊岡 大夢
物語重視のゲーム『ヘブンバーンズレッド』の世界観を活かしたミニゲームの設計について、実際の事例をもとに詳しく解説します。思考の罠を避けるためのアプローチや、長期運営における企画の生み出し方についても触れます。
3. レンダリングパイプラインの刷新
- - 日時: 2025年7月23日 10:50-11:50
- - 登壇者: 野口 顕弘
ライブサービスゲームのレンダリングパイプラインをUnityのBuilt-inからUniversal Render Pipeline(URP)に移行するプロセスを解説します。この技術的なトピックは、多くの開発者にとって実用的な内容となるでしょう。
4. グローバル展開におけるローカライズ
- - 日時: 2025年7月23日 13:20-14:20
- - 登壇者: 原田 大志、篠原 功
アプリのグローバル展開を目指す開発者に向けて、リリース後の運用や多言語対応のノウハウが共有されます。『魔法少女まどか☆マギカ Magia Exedra』の開発チームと翻訳チームの協力の実例も紹介されます。
5. 必殺技演出を徹底解剖
- - 日時: 2025年7月23日 14:40-15:40
- - 登壇者: 新谷 雄輝、金子 俊太朗、佐々木 文哉
Unityを使用したモバイルゲーム開発に関する具体的なノウハウや、キャラクターの魅力を最大限に引き出すための演出制作の秘訣が共有されます。これによりデベロッパーは、ファンに感動を提供するためのヒントを得ることができます。
6. 品質改善の取り組み
- - 日時: 2025年7月24日 15:00-15:25
- - 登壇者: 小野 粋哉、勅使川原 大輔
本セッションでは、ゲーム開発における品質管理やパフォーマンス検証の重要性が語られ、具体的な手法と実務に直結するノウハウが共有されます。
7. ヒューリスティック評価の導入
- - 日時: 2025年7月24日 18:00-18:25
- - 登壇者: 山本 幸寛
ユーザー視点に基づくゲームQAの実践的手法として、ヒューリスティック評価の導入背景や実施方法が解説されます。現場で即役立つ知識が得られる内容です。
CEDEC 2025の活動と参加方法
CEDEC 2025は、現地参加者とオンライン参加者がともに参加可能です。具体的な情報や参加方法については、公式サイトでご確認ください。ゲーム業界に携わるすべての方々にとって、知識を深める貴重な機会となるはずです。WFSは、さらなる業界の発展を目指し、今後も積極的に活動を続けていきます。