トビラシステムズが明らかにした特殊詐欺調査レポート2025年9月
トビラシステムズ株式会社は、2025年9月の特殊詐欺及びフィッシング詐欺に関する調査結果を公開しました。調査の期間は9月1日から9月30日までの約一か月間であり、詐欺電話や詐欺SMSのトレンドを捉えた内容になっています。
調査サマリー
ニセ警察詐欺が増加
調査結果によると、特に目立ったのは「ニセ警察詐欺」で、成田空港国際警察署を装った国際電話が増加しています。北米地域からの着信が多く、これにより警察官を名乗り現金をだまし取る事例が続出しています。
詐欺SMSの傾向
また、金融・決済サービスをかたる詐欺SMSの割合が45.8%に達し、これは前月に比べて10%の増加を示しています。特に「三井住友カード」や「Mastercard」といったクレジットカード会社を名乗るSMSが目立っており、注意が必要です。
詐欺電話レポート
国際電話が65.6%を占める
トビラシステムズのデータベースに新たに登録された迷惑電話番号の65.6%が国際電話でした。この数字は前月比で1.1%の増加です。特に北米地域からの電話は多く、官公庁を名乗る詐欺も確認されています。
ニセ警察詐欺の具体例
ニセ警察詐欺では、現金を要求するため「あなたの名前が記載された遺失物が届いています」といった自動音声での呼びかけがあり、多くの人が引っかかる危険性があります。このような詐欺電話は、国際プレミアムレートを利用している場合もあり、注意が必要です。
詐欺SMSレポート
フィッシング詐欺への注意
金融サービスを名乗る詐欺SMSが多発しており、「佐川急便」や「PayPay」といった企業名をかたるものも含まれています。2025年9月には、「WhatsApp」や「東京電力」を名乗るSMSが増加し、これにより不安を感じる消費者が増えています。
任天堂を装ったフィッシング詐欺の急増
特に注目すべきは、任天堂の公式メールをかたるフィッシング詐欺の急増です。偽メールが横行し、ニンテンドーアカウントやクレジットカード情報を狙った詐欺行為が行われています。ユーザーは、身に覚えのないメッセージには注意し、リンクをクリックしないことが推奨されます。
フィッシング詐欺の対策
トビラシステムズは、フィッシング詐欺の対策として以下のポイントを提案しています:
- - 不明なメールやSMSのURLにアクセスしない
- - 公式な情報は必ず公式アプリやブックマークから確認する
- - 迷惑SMS対策サービスを利用して自動で詐欺SMSを遮断すること
トビラシステムズについて
トビラシステムズは、特殊詐欺やフィッシング詐欺を撲滅するためにテクノロジーを駆使し、迷惑情報フィルタサービスを提供しています。このサービスは月間約1,500万人に利用されるもので、社会課題の解決を目指しています。
公式サイト:
トビラシステムズ株式会社