大正ロマンを感じる！江戸東京博物館が新作アプリを発表

新しい推理アドベンチャー「ハイパー江戸博大正ロマン浅草編」

東京都江戸東京博物館と東京都がタッグを組み、2025年5月22日（木）に新たなスマートフォンアプリ「ハイパー江戸博大正ロマン浅草編」の配信を開始します。このアプリは、歴史学習と謎解きが融合した新しい体験を提供します。対象は、iOS14.1以上およびAndroid14以上のデバイスです。もちろん、プレイは無料。歴史的な情報や事件を通じて、利用者は大正時代の浅草を探索することができます。

アサ子の不思議な旅

物語は、記憶を失った少女・白石アサ子が主人公です。彼女は、父の友人が営む探偵事務所に身を寄せ、さまざまな奇妙な事件を解決しながら自らの記憶を取り戻そうと奮闘します。アサ子が直面する6つの事件は、浅草寺の賽銭泥棒や伝説のカレーレシピ、さらにはオペラ女優の誘拐事件など多岐に渡ります。事件を解決することで、彼女の失われた記憶や家族の秘密が徐々に明らかになるのです。

歴史を学べる本格推理体験

「ハイパー江戸博大正ロマン浅草編」の魅力の一つは、江戸東京博物館の実際の収蔵品を活用した歴史の学び方です。提供される100点の収蔵品は、物語の手がかりとして機能し、大正時代の文化や娯楽について深い理解を促します。実在の歴史資料を通して、プレイヤーは浅草の豊かな歴史に触れながら、推理を楽しむことができます。

美麗に再現された大正時代の浅草

アプリ内では、当時の浅草を3Dデータで忠実に再現。美しいグラフィックにより、浅草十二階（凌雲閣）や浅草六区の興行街など、歴史的建造物を追体験できます。実際にその場所にいるかのような感覚を味わいながら、プレイヤーは当時の日常生活や文化を探索し、学ぶことができるのです。

ハイパー江戸博シリーズの魅力

「ハイパー江戸博」は、江戸東京博物館とゲーム制作会社ライノスタジオの協力により、2022年から始まったスマートフォン向けアプリシリーズです。これまでに『江戸両国編』や『明治銀座編』などが配信されており、これまでの累計ダウンロード数は20万を超えています。各アプリでは、歴史を楽しく学びながら収蔵品を探し出す体験が提供されています。

文化を楽しむ新しい形

江戸東京博物館自身は、江戸から現代までの東京の歴史を展示する重要な博物館です。現在は大規模改修工事のため一時休館中ですが、オンラインコンテンツや館外イベントなども行い、文化資源のデジタル化と多様な鑑賞体験の提供を推進しています。これにより、東京都の文化シーンがますます豊かになっていくことでしょう。

「ハイパー江戸博大正ロマン浅草編」は、大正時代の浅草を舞台にした歴史学習と謎解き要素を持った新しい冒険を提供します。アサ子と共に事件を解決しながら、あなたもこの特別な旅に参加してみませんか？