GiGO、セーフィーのAIクラウドカメラでマーケティング改革を推進

GiGOがセーフィーのAIクラウドカメラを導入

2024年1月、アミューズメント施設「GiGO」にセーフィーのAIクラウドカメラ「Safie One」が導入されました。この取り組みによって、マーケティング分析の新たな手法が確立され、今後の業績向上が期待されています。実際に、32店舗において来店客数や店内の人流を正確に把握し、得られたデータを活用した分析が進められています。

データドリブンなアプローチ

GiGOは独自のビジネスモデルを持つため、過去にはデータ活用が遅れ気味でした。しかし、今回のクラウドカメラ導入によって、データドリブンなマーケティングが可能になり、業績の向上に大きく寄与することが狙いとされています。現状、客数カウントやヒートマップによる詳細な人流分析が実施され、来店傾向の把握や売上の相関分析にも役立てられています。

成果と今後の展望

実証実験では、特にヒートマップを用いた人流分析が注目されています。これにより、店舗内での「一等地」を把握し、機械の配置や景品構成を最適化するためのデータが得られています。将来的には、映像データを活用して、さらなる顧客体験の向上が目指されています。

DXの推進と課題

日本のアミューズメント業界全体として、デジタルトランスフォーメーション（DX）は遅れ気味ですが、GiGOはその中で先進的な取り組みを進めています。特に、クレーンゲームに対する課題として「レジがない」「定価がない」「再販がない」といった特有の条件から、業界全体のデータ分析が難しい現状があります。GiGOではこれを解決するために、コインやQRコードを利用した新たなデータ収集システムを整備しました。

さらなるデータ活用

セーフィーのAIカメラを通じて取得したデータは、データクラウド「Snowfleak」で管理されており、APIを利用することでスムーズに統合されています。このため、データの精度が向上し、店舗スタッフの業務負担も軽減されています。今後は、設置を進めることで、全店舗でのデータ活用の幅を広げることが期待されています。