日本女子大学附属豊明幼小での新たな取り組み
2025年度に日本女子大学附属豊明幼稚園と小学校で実施される「JWU Homei Summer School 2025」では、教育カリキュラムに新たに「キャリア教育」が導入されます。昨年の初開催では161名の子どもたちが参加し、参加者から高い評価を受けたこのプログラム。今年も更なる充実を図り、地域社会に向けた教育を目指します。
多様な学びの機会
本年度のプログラムには、英語教育に加えて、STEAM教育、フィジカルエデュケーション、そして特に力を入れる「キャリア教育」が組み込まれます。「キャリア教育」では、日本女子大学の教育理念に基づき、学生自身が将来の選択肢を考える力を育むことが期待されています。子どもたちが幼いころから社会に目を向け、自分の未来に対する自主的な考えを持つお手伝いをします。
フィールドでの学び
すべての授業は英語で行われ、大学の教授陣が監修したカリキュラムにより、自然科学や情報教育への関心を引き出します。特に、英語を用いたコミュニケーションの楽しさを実感できる活動が盛り込まれ、実践を通じて学びを深める貴重な機会も提供します。
実践的な体験
さらに、「キャリア教育」としては、多様な職業の紹介や、お金を介した売買を通じて、実際に考える力が育まれる体験を用意しています。これらの活動を通じて、子どもたちが探究心を発揮し、将来的に多様な選択肢を持って成長していくための支援を行います。
2025年度のうごき
2025年7月22日から26日にかけて実施されるこのプログラムは、日本女子大学附属豊明小学校の施設と日本女子大学目白キャンパスで行われる予定です。対象は日本女子大学附属豊明幼稚園の年長児や日本女子大学附属豊明小学校の児童となっており、希望制での参加が可能です。定員は180名程度で、各学年ごとに枠が設けられています。
理事長のコメント
日本女子大学の理事長である今市涼子氏は、2024年度の取り組みを振り返り、「参加した子どもたちの積極性や探究心が非常に初々しかった。2025年度も引き続き、グローバルな視点を持ちながら、理系分野にも関心を示す人材を育成する」と力強く語ります。期待されるのは、学問を超えた新しい視点を持つ人材の育成です。このように、子どもたちが国際社会で活躍するための基盤を築くために、楽しく意義のある学びの場を提供することが目指されます。
今後の情報
「JWU Homei Summer School 2025」の詳細については、日本女子大学附属豊明小学校の公式ウェブサイトで随時更新される予定です。多くの子どもたちが新しい学びの体験を通じて、将来に向かって羽ばたくきっかけになることを期待しています。