マイクラとつながり
2025-08-20 16:43:46

マインクラフトが導いた不登校の子どもの新たなつながり

マインクラフトが導いた不登校の子どもたちの新たなつながり



発達障がいや不登校の子どもたちを支援する特定非営利活動法人ここのば(大阪)では、マインクラフトを用いたオンライン療育プログラム「GLOBAL GAME」を実施しています。このプログラムは、家庭で自分のペースで学びながら他者と接点を持ち、社会とのつながりを再構築することを目的としています。今回は、実際の参加者の保護者から寄せられた感想を元に、息子の変化の過程をご紹介します。

「好き」が始まりの扉を開く



不登校で発達障がいを抱える息子は、他人とのコミュニケーションに非常に苦労していました。自分の考えを言葉で表現することは難しく、学校にはほとんど行けない状態でした。しかし、唯一自信を持って取り組んでいたのが「マインクラフト」でした。息子の特性を生かし、彼にとっての「好き」をきっかけに支援ができるのではないかという想いから、私たちは「GLOBAL GAME」に参加することにしました。

「話せなかった」息子の行動変容



プログラムを開始した当初、息子はスタッフとのコミュニケーションすらままならない状態でした。そのため、本人も不安に感じていたようです。しかし、時間が経つにつれ、彼は自らの意思を言語化し、「やりたいこと」を積極的に伝えるようになっていきました。最初は小さな一歩でしたが、次第に自信を持つようになり、マインクラフトを通じて自然にローマ字や漢字にも触れ、YouTubeを活用した学びも始めました。

さらには、長い間登校できなかった息子が、放課後短時間の登校を経て、校外学習にも参加するようになりました。「通えなかった場所」への一歩を着実に踏み出していく彼の姿を見て、私たちも嬉しく思いました。

新しい関係性の構築



これまで息子の環境は家族中心でしたが、「GLOBAL GAME」での体験を通じて、彼はスタッフとのやりとりや、同じ興味を持つ他の子どもたちとの交流ができるようになりました。以前は他者への不安を抱えていた息子が、自信に満ちた表情で新たな関係を築く姿は、私たちにとって大きな喜びです。少しずつですが、「社会との接点」が広がっていることを実感しています。

マインクラフトは療育のツール



当初は「ゲームが本当に療育になるのか」といった疑念もありましたが、息子の顕著な成長を見て、その考えは大きく変わりました。マインクラフトは単なる遊びではなく、子どもの力を引き出す力強い支援の手段であると実感しています。人との関わり、自己表現、学び、そして通学。これらすべてにおいて、私たちの息子は前向きな変化を見せています。

まとめ



発達障がいや不登校の子どもたちとその保護者にとって、「GLOBAL GAME」のプログラムが一つの希望の星となることを願っています。この取り組みに関する詳細や相談は、特定非営利活動法人ここのばまでお問い合わせください。私たちの息子が見つけた新たなつながりが、他の子どもたちにも広がることを期待しています。


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