シンガポールを舞台に、中央日本のスタートアップが世界へ挑むチャンス
中部地方のスタートアップの勢いが止まりません。2025年10月29日から31日まで、シンガポールで開催される「Singapore Week of Innovation & Technology 2025」(SWITCH2025)で、中央日本のスタートアップ8社が一堂に会します。これにより、彼らの革新的な技術やプロダクトが国際的に評価される機会が提供されます。
ジェトロ名古屋は、内閣府の拠点都市事業の一環として、SWITCH2025に「Central Japan」ブースを設立。これにより、セントラルジャパンスタートアップエコシステムコンソーシアムとともに、地域のスタートアップやそのエコシステムの成長を支援します。海外展開を視野に入れた若い企業が、その可能性を試す舞台となることで、地域経済のさらなる発展が期待されます。
出展企業の選定
SWITCH2025に出展する8社は、東南アジア市場への進出が期待されるスタートアップの中から厳正な審査を経て選ばれました。評価基準には、事業の独自性、将来性、技術力、そしてプロダクトの魅力が含まれています。昨年も出展により、資金調達や国際的な企業との連携を実現した企業があり、成功例を受けての出展です。
今回の出展によって、中央日本のスタートアップが持つ魅力や技術力を世界にアピールし、更なるビジネスチャンスを創出することが目指されています。また、出展企業のうち3社は、愛知県とシンガポール国立大学の連携プログラムに参加することで、現地のメンターからの指導や企業との面談を通じて、ビジネスチャンスを拡大できる可能性があります。
参画するスタートアップ企業の概要
1.
株式会社Acompany
データの安全性を確保しながら、企業がAIを利用できる環境を整備します。機密性のあるデータの分析を可能にする技術を提供。
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2.
DouDouDoujin株式会社
漫画作品を基盤にした新たな出版モデルを提案。個人クリエイター同士の共創を促進し、ボイスコミックやゲームへの展開も視野に入れています。
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3.
株式会社Happy Quality
アグリテックの分野で、青果物の栽培技術と販売ルートの開発に取り組み、高品質で安定した作物生産を実現しています。
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4.
iBody株式会社
独自の抗体開発技術を駆使し、製薬業界向けに高機能な抗体を提供しております。科学研究を通じて業界に貢献。
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5.
株式会社playbox
AI技術を活用し、人や組織の意思決定を支援するプラットフォームを提供。特にスポーツ分野に強く、データ解析から新たな価値創出を図ります。
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6.
株式会社ストラウト
地域の遊休資産を活用し、持続可能な陸上養殖事業に取り組んでいます。AIとIoTの融合による養殖の革新を目指しています。
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7.
株式会社ウェイストボックス
気候変動対策に特化した環境コンサルタント企業。企業のカーボンフットプリント算定を行い、脱炭素社会の実現をサポートします。
公式サイト
8.
株式会社ZeroOne
デジタルツイン技術を用いた空間モニタリングの新技術「ZEKOO」を提供し、製造業の改革を進めています。
公式サイト
海外展開の意義
SWITCH2025への参加は、中央日本のスタートアップにとって、東南アジア市場への進出の足掛かりとなります。シンガポールを拠点に、資金調達やネットワーク形成を進めることで、新たなビジネスチャンスが生まれることが期待されます。食料、環境、医療、デジタル技術など様々な分野でのイノベーションが、今後の日本経済を牽引します。
ジェトロの支援
ジェトロは、貿易や投資促進を通じて、日本の経済に貢献することを目指しています。スタートアップ企業への支援は特に重要視されており、さまざまなプログラムを通じて、彼らの成長をサポートしています。これからも期待される成長と挑戦をお見逃しなく!
【お問い合わせ】
ジェトロ名古屋(担当:佐久間、亀多)
公式サイト
E-mail:NAG@jetro.go.jp