ゲーム業界のデータ年鑑『ファミ通ゲーム白書2025』発刊!
株式会社角川アスキー総合研究所が、国内外のゲーム業界に関するデータを集約した『ファミ通ゲーム白書2025』を、2025年8月7日に発売することを発表しました。本書は、創刊20周年を記念した特集を含む、20年間にわたる国内ゲームソフト売上ランキングTOP200を収録しており、ゲーム市場の動向が一目でわかる貴重な資料となっています。
本書の構成と特徴
『ファミ通ゲーム白書2025』は、A4判で382ページにわたる内容で、価格は以下の通りです。
- - PDF版(CD-ROM)48,400円
- - 書籍版53,900円
- - PDF(CD-ROM)+書籍セット版96,800円
特売キャンペーンとして、2025年9月30日までの申し込みでセット版を53,900円で提供する特別価格も用意されています。また、本書はゲームマーケティングサービス「f-ism」で購入可能です。
本書では、日本国内の家庭用ゲーム市場はもちろんのこと、PCやモバイルのデータも幅広くカバー。特に、ゲームユーザーの動向や、近隣産業の情報など、多角的な視点での市場分析が行われています。さらに、欧米やアジアの市場についても詳細に解説されています。
20周年特集:過去20年間のゲームソフト売上ランキング
特筆すべきは、20周年を記念した特集として、2005年から2024年にかけての国内ゲームソフト売上本数ランキングTOP200が掲載されている点です。このランキングでは、2020年に発売され、8,022,435本を記録した『あつまれ どうぶつの森』(任天堂)が首位に立っています。このゲームは、新型コロナウイルスの影響で注目を集め、急速に普及したNintendo Switchの代表的なタイトルでもあります。
続いて、2006年に発売された『New スーパーマリオブラザーズ』が6,435,077本売れ、2006年当時のニンテンドーDSの人気を証明しています。さらに、3位には『マリオカート8 デラックス』(任天堂)が6,167,617本で続いています。
国内ゲームソフト売上TOP3(2005~2024年)
1位:[Switch] あつまれ どうぶつの森 (任天堂・2020/3/20発売) 8,022,435本
2位:[DS] New スーパーマリオブラザーズ (任天堂・2006/5/25発売) 6,435,077本
3位:[Switch] マリオカート8 デラックス (任天堂・2017/4/28発売) 6,167,617本
世界のゲーム市場規模と動向
また、同書では2024年の世界ゲームコンテンツ市場規模を31兆42億円と推計しており、前年比5.0%増加したものの、同一為替レートでの計算では2.6%減少していることが分かりました。欧州の市場は停滞気味ですが、中国市場が好調で、東アジア圏は前年の実績を上回る成績を収めています。北米市場も底堅い動きを見せています。
国内ゲームコンテンツ市場規模は3.4%増で、約2兆3961億円に達しました。物価上昇が影響し、ゲーム機本体や周辺機器、サブスクリプションサービスの価格も影響を及ぼしています。
ゲーム人口の現状
2024年の国内ゲーム人口は5475.3万人と推計され、前年より微減となったものの、PCゲームや家庭用ゲームを併用するユーザーが増加したことが確認されました。家庭用、PC、モバイルをまたがってプレイする「かけもち」型ユーザーが2478.2万人に達しており、この傾向は今後も続くと見られます。
まとめ
『ファミ通ゲーム白書2025』は、過去20年のゲームの歴史を振り返る一冊となっています。ゲーム業界の最新情報を把握したいゲームファンや関係者にとって、必携の資料となるでしょう。今後のゲーム市場の動向に関心を寄せながら、是非手に取ってみてください。