日本eスポーツ協会、アジア競技大会に向けた選手選考基準を発表
2026年に愛知・名古屋で開催される第20回アジア競技大会のeスポーツ競技において、日本代表の候補選手選考基準が発表されました。日本eスポーツ協会(JESU)が中心になって進めているこの選考プロセスには、各種目の知的財産権(IP)ホルダーとの密な協力が図られています。
アジア競技大会とeスポーツ
アジア競技大会は、アジアオリンピック評議会(OCA)が主催するスポーツ大会で、45カ国以上が参加するアジア最大規模のスポーツイベントです。2026年の大会では、前回の杭州大会よりもさらに多様なeスポーツ競技がラインナップされ、11種目・13タイトルが正式なメダル競技として実施されることが決定しています。この流れは、eスポーツがますます一般的に受け入れられている証拠でもあります。
選考基準の詳細
JESUは公正な選考を実現するための準備を進め、各種目の選考大会での優秀な成績を収めた選手を選出し、日本オリンピック委員会(JOC)に推薦することを予定しています。特に注目されるのは、格闘ゲームの「Fighting Games」部門です。ここでは、各競技タイトルにおいて選考大会が実施されます。
たとえば、CAPCOMが誇る『Street Fighter 6』の選考大会では、2025年に行われる「CAPCOM Pro Tour」シリーズや「CAPCOM CUP 12」において、優秀な成績を収めた選手たちが最終選考に進むことになります。運営側の予約の下、2026年3月21日から22日に開催予定の「ASIA esports EXPO」で決戦が繰り広げられます。
競技タイトルと選考戦
同じく「Fighting Games」部門に参加する『TEKKEN™8』もまた、2025年度の国際大会や「TEKKEN World Tour 2025」が選考対象となっていることが発表されています。また、『THE KING OF FIGHTERS XV』に関しては、アメリカ・ジョージア州アトランタでの「SNK World Championship 2025」での選考が控えています。これにより、日本のファイターたちは世界の舞台で華々しく活躍する機会が与えられます。
一方、スポーツゲーム部門の『eFootball™』では、家庭用とモバイルそれぞれに1名ずつ選手を選出し、2名1チームとして大会に挑む形式が特徴です。日本代表候補の最終選考も「ASIA esports EXPO」で実施される予定で、全国の予選は2026年初頭にオンラインで行われます。
JESUのコミットメント
今後も、JESUはアジア競技大会など国際大会戦への日本選手の派遣を推進し、日本人選手の国際舞台での活躍の場を拡大していくことでしょう。そして、2026年の大会で日本から一人でも多くの金メダリストが誕生するよう、競技力の向上に努め続けるとしています。
最後に
日本eスポーツ協会は、国内のeスポーツ産業を支えるために様々な取り組みを行い、若い世代にさらに活躍の場を提供しています。これからのeスポーツの未来が非常に楽しみです。詳細な選考基準については、公式ウェブサイトをご確認下さい。
日本eスポーツ協会公式ウェブサイト