新興エンタメ企業への資金調達サポート「TCIC Pitch Campus 2025」が始動
新しいエンターテイメント未来を目指す「TCIC Pitch Campus 2025」
日本のエンターテイメント産業は、今や世界に誇る規模に成長しています。135兆円にも及ぶ市場は、今後も拡大を続ける見込みで、さまざまなプロダクトやビジネスモデルが次々と登場しています。この中で、東京都が運営する「東京コンテンツインキュベーションセンター（TCIC）」は、コンテンツ関連のスタートアップに対する支援プログラム「TCIC Pitch Campus 2025」を始めました。
このプログラムは、短期集中で新興企業を支援し、特に資金調達を目指す創造的なビジネスに光を当てるものです。選ばれた6つのスタートアップがこのプログラムに参加し、それぞれのビジネスモデルを更に洗練させるチャンスを得ます。各回には業界の専門家が登壇し、受講者は実践的なフィードバックを受けることができるのが特徴です。
採択されたスタートアップと彼らのビジョン
プログラムに選ばれたのは以下の6社です。それぞれ独自のビジョンを持ち、エンタメ業界を革新しようとしています。
1. Vcheer-ブイチア（新井 あかね氏）
VTuberとクリエイターを結びつけるプラットフォーム「Vcheer-ブイチア」を運営。より多くのクリエイターが活躍できる場を提供し、共感するパートナーや投資家を見つけることを目指しています。
2. hamp（池田 雄貴氏）
同人誌即売会を中心とした安心・安全なプラットフォームの提供を目指し、アナログからデジタルへの移行を図るエコシステムを構築。プログラムを通じて事業の向上を図ります。
3. 生成AIを利用した創作支援サービス（木村 翔氏）
個人や企業のクリエイティブ活動をAIで支援し、環境を整えることを目指します。この機会を利用して、より質の高いビジネスモデルの確立を目指します。
4. 推しCRY（橋本 和香氏）
ファンの叫びや応援をクリエイターに届けるプラットフォームで、投稿された感情を分析してINサイトを提供。新しい「推し文化」の発展を願っています。
5. NINJA CATS: Tactics（御前 純氏）
音声で交流できるAIキャラクターと冒険を楽しむ新感覚ゲームを開発中。資金調達を通じてさらなる発展を期待しています。
6. fusen（村田亜里紗氏）
XR空間でアイデアを可視化するアプリを開発中。思考プロセスを可視化し、チーム間の共創を促進することを目指します。
プログラムの詳細について
「TCIC Pitch Campus 2025」は全6回で、初回から5回目までは各回ごとに専門家からのフィードバックを受けることができます。最終日はDemo Dayが設けられており、出席した投資家や業界関係者の前でプレゼンテーションを行います。この機会を通じて、スタートアップはより多くのマッチングの機会を得ることができます。
開催期間は2025年6月23日から8月27日までの全6回。また、会場は東京コンテンツインキュベーションセンターで行われます。
このプログラムは、国内のコンテンツ産業を活性化する一助となることを目的としています。特に新興企業の成長を促し、エンタメ業界の未来に貢献していきたいとの強い思いが感じられます。詳細は公式ウェブサイトで確認してください。
TCIC Pitch Campus 2025 詳細はこちら
TCICとは
東京コンテンツインキュベーションセンターは、東京都による創業支援施設です。エンタメ関連ビジネスの活性化を目指し、起業家を支援しています。ぜひ、多くの人々がこのプログラムに参加し、共に新しいエンターテイメントの未来を切り拓いていくことを願っています。
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