新たな家族のコミュニケーションツール、『ファミリーマッチ』
介護や終活というテーマが、ゲームを通じて楽しい会話に変わる――。そんな新しい形のカードゲーム『ファミリーマッチ』が、経済産業省が進める「OPEN CARE PROJECT」の一環で登場する。このゲームは、家族や友人同士で楽しむことができ、日常の中で気軽に大切なテーマについて話し合うきっかけとなることを目指している。
『ファミリーマッチ』—協力型カードゲームの魅力
『ファミリーマッチ』は、参加者同士が主役の本音を予想し、一致を目指す協力型のカードゲーム。基本的な流れはシンプルで、選ばれた主役があるお題と選択肢をもとに、自分の本音を発表。その選択肢を参加者全員で相談しながら、主役が選びそうな答えを予測して答える。時間はたったの10秒。このスピーディな展開がゲームの楽しさを引き立て、効果的なコミュニケーションを促進することに繋がる。
例えば、"もし移動が今より大変になっても、『これだけはやりたい』って何?"というお題が出た場合、参加者は海に行くことや、みんなで遊ぶことなど様々な選択肢を挙げながら相談を重ねることになる。本音を当てるというシンプルながらも夢中になれる過程が、従来の会話をぐっと楽しいものへと変えていくのだ。
介護・終活を軽やかに語るきっかけに
介護や終活に関する話題は、多くの人にとって重いテーマであり、なかなか踏み込むことが難しい。しかし、老後のライフスタイルや価値観を話し合うことは、家族や大切な人との相互理解を深める重要なステップだ。この『ファミリーマッチ』を介することで、普段は言えない希望や想いを自然と引き出すことが期待されている。
株式会社想ひ人が開発したこのゲームの特徴は、ただ遊ぶだけでなく、参加者の人生観や介護観、価値観を知るきっかけになる点にある。これにより、介護や老後といったテーマが家庭内でよりオープンに語られるようになれば、誤解やすれ違いを減少させることができるはずだ。
オンライン体験版の公開
本日より、『ファミリーマッチ』のオンライン体験版も公開され、誰でも手軽にこのゲームを試すことができるようになった。短時間で楽しめるプロトタイプで、ルールの理解やゲームの雰囲気をつかむことができる。これからの時代において、家族間でのコミュニケーションがより活発になることを期待しつつ、手軽に体験できるこの機会はまさにチャンスだ。
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未来の展望と製品化の予定
『ファミリーマッチ』は2026年2月に製品化を予定しており、事前登録も受け付け中だ。多くの家族がこのゲームをきっかけに、早い段階から重要なテーマに触れることができるようになれば、より豊かな家庭のコミュニケーションが育まれるはずだ。
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企業情報と今後の視点
株式会社想ひ人の代表、金子萌氏は、若年性のパーキンソン病にかかる父親の介護を経験し、その実体験からこのプロジェクトの重要性を認識した。介護や終活を“みんなの話題”にするためのプロダクト開発を通じて、社会的な問題の解決を目指している。
事業の基本的なビジョンは、「老いや病気、障害が怖くない社会」を実現すること。『ファミリーマッチ』がその一助となり、多くの人々の心に寄り添い、家族の絆を深めていく存在になれることを期待する。