ボードゲーム界に新たな風「第3回Board Game Japanカップ」
NPO法人Board Game Japanが主催する「第3回Board Game Japanカップ」が開催され、数々のユニークなボードゲームが入賞の栄誉を手にしました。京都市に拠点を置くこの団体は、ボードゲームの開発や振興に力を注ぎ、特に学習要素を持つゲームの創造を推進してきました。
このコンテストには、一般部門には81作品、ジュニア部門には12作品が応募され、審査の結果が発表されました。以下がその受賞作品です。
クリエイター部門の受賞作品
大賞
開発者: 栗田崇史さん、クボナオさん、村中絵美里さん、佐藤ルブナさん、栗田怜奈さん(東京都)
このゲームは、感染症や抗菌薬の理解を促進することを目的としており、そのシンプルさと細やかなルールによって評価されました。特に、コロナ以降の感染症に対する不安が広がる中で、学習のツールとして活用できる一品とされています。
入賞作品
開発者: 前川姫菜さん、東宏海さん(福岡県)
コミュニケーション能力を楽しく学べるこの作品は、プレイヤーの短所をカバーする要素が盛り込まれ、緊張感と楽しさを両立させています。
開発者: あすかさん(東京都)
直感的に遊べるこのゲームは、視覚的な時間制限を意識したデザインが魅力で、幼児から楽しめる内容になっています。
開発者: Kato Rikuさん(長崎県)
ゴミの分別をテーマにしたゲームで、楽しみながら地域の環境問題について学べる点が評価されました。
開発者: 関口いちろさん、寺内麻美さん(東京都)
栄養素について学ぶことができ、視覚的にも楽しめるキャラクターが魅力です。
開発者: 大西光雄さん、三木大輔さん、若井聡智さん、大下修央さん(埼玉県)
災害対応をテーマにしたこのゲームは、実際の専門家の経験に基づいて作られ、リアリティのある体験を提供します。
開発者: 田中孝史さん(兵庫県)
自らの体験をゲームにし、参加者間の交流を深める点が高く評価されました。
ジュニアクリエイター部門の受賞作品
大賞
入賞作品
開発者: 物部さらさん(神奈川県)
ゴールを設定しないユニークなコンセプトが熱意を呼び、協力して学ぶ楽しさを提供します。
開発者: 田島ちひろさん(東京都)
色の三原色に基づいて新たな色を作り出す楽しさと戦略性が評価されています。
開発者: 小山珠久さん(東京都)
身近なテーマを可愛らしいデザインで仕上げたこのゲームは、初心者向けでも楽しめる内容になっています。
表彰式の開催予定
3月8日(土)には、横浜みなとみらいのビジョンセンターで「Play & Learn 2025(#03)」のイベント内で表彰式が行われます。受賞作品の試遊ができる機会も用意されていますので、興味のある方はぜひ参加を検討してみてください。
NPO法人Board Game Japanは、今後も様々なボードゲームのコンテストを通じて、アマチュアクリエイターの作品を幅広く広めていく方針です。ボードゲームの楽しさと学びを追求する彼らの活動から目が離せません。