Tapfun株式会社、楽天キャピタルとの資金調達を発表
Tapfun株式会社(東京都港区)は、シリーズAラウンドにおいて楽天キャピタルから資金を調達したことを発表しました。この提携により、Tapfunはクラウドゲーミングプラットフォーム「TapFun」の強化を図り、さらなる事業成長を目指しています。楽天は、多岐にわたるサービスを展開するネット企業で、その幅広いネットワークを活用し、Tapfunの成長をサポートすることが期待されています。
資金調達の背景と目的
今回の資金調達は、ゲームタイトルのラインナップをさらに充実させ、ユーザーに高品質なゲーム体験を提供するための重要なステップとなります。また、楽天との提携により、1億を超える会員基盤を有する「楽天エコシステム」とのシナジーを生み出し、新たな価値をお客様に提供することを目指しています。
楽天の代表取締役会長兼社長、三木谷浩史氏は、ゲーム業界は2028年には約40兆円規模に成長するとし、Tapfunの革新性と挑戦を評価しています。彼は、楽天が持つ技術やネットワークを通じて、Tapfunを支援し、ゲーム業界の未来を共に選ぶことに期待を寄せています。
Tapfunの代表のコメント
Tapfunの代表取締役社長、片岸憲一氏は、楽天からの出資を心から喜び、今後の事業成長に向けて全力を尽くすことを明言しました。スマートフォンやPC向けのクラウドゲームを通じて、すべてのデバイスで高品質なゲーム体験を実現するという目標を掲げています。
ゲーム業界の現状と課題
ゲーム業界は、高画質化や大容量化が進む中、ユーザーが快適にゲームを楽しむためのハードルが多く存在しています。特に、スマートフォンゲームにおいてはメモリ不足やOS非対応が深刻な問題となっており、ストレージ負担や端末の発熱、バッテリー消耗も大きなストレス要因です。また、PCゲームにおいては、インストールの手間やMac非対応なども依然としてユーザーの足かせとなっています。クラウドゲーミングの運営費用や手数料の高さも、ゲーム会社にとって収益性を圧迫する要因です。
Tapfunの解決策
Tapfunは、ダウンロード不要でどんなデバイスでも快適にプレイできるゲーム体験を提供しています。ブラウザ経由で高品質なゲームを提供することで、端末スペックやOSによる制約を克服しました。また、ゲーム会社に対しては、低コストの手数料(18%)及び集客支援のパブリッシングプランを通じて、収益性の向上を図っています。これにより、ゲーム業界全体の発展にも寄与しています。
直近では、Tapfunプラットフォームでの新規ユーザーのプレイ継続率や平均プレイ時間がアプリ版を上回る結果を記録しており、高評価を得ています。これまで端末の制約でゲームを楽しめなかったユーザーに新たな楽しみを提供できることを喜ばしく思っています。今後も、Tapfunはゲーム業界の新たな価値を創造し続けることでしょう。
会社概要
- - 会社名: Tapfun株式会社
- - 代表者: 片岸憲一
- - 設立: 2020年9月2日
- - 所在地: 東京都港区南麻布4-12-25 南麻布セントレ2階
- - URL: Tapfun公式サイト
このように、Tapfunは革新的なゲーム体験を提供するプラットフォームとして、今後も成長が期待されます。楽天との連携を通じて、さらなる市場の拡大を目指す同社の動向には、今後も注目です。