リファンタジオライブ
2025-12-03 18:27:33

生の表現で描くファンタジー「メタファー:リファンタジオ」リーディングライブ報告

「メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ」開催報告



2023年11月15日・16日、KAAT神奈川芸術劇場にて、株式会社HIKEが主催した新感覚の舞台『メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ』が開催されました。本記事では、特に11月15日の2nd公演の模様をお届けします。

『メタファー:リファンタジオ』は、株式会社アトラスが手掛けた注目のRPGであり、2025年の日本ゲーム大賞において年間作品部門で大賞を受賞したことも記憶に新しいです。この舞台では、ゲームの魅力をさらに引き出す新たなストーリーが語られ、参加者たちを幻想的な世界に誘いました。

豪華キャスト陣と生演奏



この公演では、花江夏樹さんがウィル役を、諸星すみれさんがガリカ役を、小野賢章さんがストロール役を、早見沙織さんがヒュルケンベルグ役を、そして稲田徹さんがグライアス役を担当。生演奏はAyasaさん(ヴァイオリン)、髙月怜さん(チェロ)、中村有里さん(サックス)、紅維流星さん(ピアノ)が加わり、そしてダンサーの岡本優さんが舞踊を演出しました。舞台上の身振りや表情から、キャラクターの魅力を最大限に引き出すパフォーマンスが展開されました。

多彩な表現技法



このステージの特徴は、朗読、生演奏、舞踊の三つの要素が絶妙に融合している点にあります。観客は、物語が立体的に描かれる様子を目の当たりにし、まるでその場にいるような没入感を味わいました。開演前に映し出された景色は、まさにそのストーリーの始まりを告げる神秘的なもので、観客を幻想的な雰囲気に包み込みました。

物語の魅力



物語は、ウィルが幼馴染の王子の呪いを解くために、王都に潜入するという序章からスタートします。ゲームの既存のストーリーに新たに登場するエピソードも加えられ、プレイ経験のある人々のみならず、初めて触れる人々にも楽しめる内容となっています。

序盤では、ウィルとガリカのやりとりがユーモアを交えながら展開し、彼らの相互作用が語り口を加速させます。加えて、譜面にあった生の声による演技は、観客との距離を瞬時に縮め、登場人物たちの心情が伝わってきました。特に、ストロール役の小野さんの演技は、高貴な姿勢と熱意を兼ね備えたもので、その存在感は圧倒的でした。

感情の盛り上がり



物語の中盤では、特に笑顔を生み出すシーンが多く、ヒュルケンベルグとグライアスの掛け合いでは、敵である王子との出会いを通じた笑いが観客を引き込む瞬間がありました。早見さんと稲田さんの掛け合いは非常にダイナミックで、観客も思わず声を上げることでしょう。このように、原作ファンにとっては胸の熱くなる瞬間が幾度も訪れます。

音楽と舞台演出



本作では、音楽の役割が非常に重要です。ガリカが言うように「この世に初めて生まれた魔法は、音楽」であり、舞台全体が生演奏によって心を揺さぶられ、観客をさらに物語の中に引き込む要素となっています。戦闘シーンでの効果音は、単なる演出に留まらず、観客がゲームの世界を追体験することを助けていました。

また、映像演出も印象的でした。ガリカの活躍やバトルシーンなどが映し出され、その奥行き感は観客の想像力を掻き立てました。特に、正体不明のニンゲンがステージ上に映し出された瞬間は、緊張感と興奮が入り混じり、忘れられない体験を提供しました。

結論



『メタファー:リファンタジオ リーディングライブステージ』は、朗読、生演奏、舞踊によって立体的に描かれたファンタジーの世界が観客を圧倒しました。この新しい解釈のもと、原作の魅力を存分に体感できる素晴らしい“ライブ”体験に仕上がっています。これからもこのような多彩な表現が観客の前で展開されることを期待したいです。


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