『Sky 星を紡ぐ子どもたち』特別プログラムが革新を促す

特別プログラムと受賞について

2025年8月31日、全国学生選手権『MIZUHO ART SPORTS LIMITS大会』にて「Sky 星を紡ぐ子どもたち」賞を受賞したチーム「かかりちょう」。この栄誉ある賞の特典として、thatgamecompanyの提供するオンラインプログラム『コンセプトアーティストのお仕事体験』が行われました。同社は人気ゲーム『Sky 星を紡ぐ子どもたち』の制作者として、若いアーティストの創造力を育むことに情熱を注いでいます。

thatgamecompanyのビジュアルデベロップメントリード、田邊裕一朗氏が審査員として参加し、芸術系以外の学校から出場した「かかりちょう」を特別賞の受賞チームに選出しました。これにより、今回のプログラムが実現することとなったのです。

プログラムの概要

このプログラムは2回に分けて実施され、初回の講義ではコンセプトアーティストの役割が解説されました。田邊氏と日本のブランドマーケティング担当藤原未歩氏によるリアルな体験談が盛り込まれ、受賞チームは「コンセプトアーティストとして何を大事にしているか」を学ぶことができました。

さらに、ゲーム内の公式イベント「いたずらな日々」を題材にして、新たな衣装やアイテムを考案する課題が提示されました。彼らはこの課題に挑むことで、実践的な作業を通じて教えられたスキルを応用する機会を得ました。

プレゼンテーションとフィードバック

翌週に行われた第2回では、チーム「かかりちょう」がアイテム案を発表しました。彼らは1週間で30ページに及ぶ資料を準備し、その熱意は周囲を驚かせました。田邊氏や藤原氏、LIMITS主催者の池田氏からも高い評価を受け、将来を期待される成果となりました。

プレゼンテーションの中で「かかりちょう」は、Instagramでの情報収集をいかにアイデアに活かしたかを紹介し、個性的なデザインテーマ「魔女と黒猫」「天使と悪魔」を提案しました。これに対して、フィードバックが行われ、より良い作品作りへのアドバイスや方向性が示されました。

学びと今後の活動

田邊氏は、「自分の世界観を大切にしつつ、広がりを持たせることが大事」とコメントしました。一方、藤原氏も「様々な年齢層や性別に合わせたデザインが重要」と提言し、未來の可能性についての期待を表現しました。プログラムを終えた「かかりちょう」は、「初めての体験を通じて多くのことを学び、創作の幅が広がりました」と前向きな感想を残しました。

今後もthatgamecompanyは、学生アーティストの挑戦を応援し、創作への情熱を燃やし続ける方々をサポートしていく方針です。