中国ゲームイベント
2025-10-03 11:11:22

2025年中国のゲーム・アニメイベントの新動向を探る

2025年中国のゲーム・アニメイベントの新動向を探る



2024年から2025年にかけて、中国ではゲームとアニメに関連する大型展示会が新たに出現しました。特に、ソーシャルメディア企業が主催する「WEIBO ACG WORLD」と「RED LAND」が注目されています。この2つのイベントは、数万人を超える来場者を集め、SNS上での関連投稿が数十億回も閲覧されるなど、大きな反響を呼びました。日本の企業も多く出展しており、中国市場における新たなプロモーション機会として重要視されています。

調査の概要



スパイスマートが行った調査は、2024年1月から2025年8月にかけての期間に実施され、中国で定期的に開催される大型のゲーム・アニメ関連イベントを対象としています。調査では、イベントの基本情報や特徴、出展企業の傾向などが取り上げられました。

WEIBO ACG WORLDとRED LANDの成功



2025年に北京で開催された「WEIBO ACG WORLD」は、来場者数が約6.8万人に達し、関連するSNS上の話題が24.5億回も閲覧されるという記録を樹立しました。このイベントは、主に女性向けのゲームを中心に構成されており、日本のアニメ『呪術廻戦』や『ハイキュー!!』といった人気IPが出展されました。一方、上海で行われた「RED LAND」では一つの島を貸し切り、「夏フェス」として非常にユニークな形での開催となりました。

国外のゲームデベロッパーも参加し、例えばUbisoftは新作の試遊を行い、関心を集めました。このような新しいタイプのイベントは、SNSを中心に集客し、同時に話題性を持たせることができるため、今後のイベント運営にとって重要なモデルになることでしょう。

日本企業の露出が増大



近年、日本企業の中国市場における露出は急増しています。「Bilibili World」や「G-Fusion Game Fest」などのイベントには、ブシロード、KADOKAWA、セガなどが出展し、著名なクリエイターである小島秀夫氏も登壇し現地で話題を呼びました。この現象は、従来「China Joy」に集中していた出展構造から、複数の展示会やイベントへの多様な参加へと移行していることを示しています。

新たなプロモーション機会



中国における大型展示会は「China Joy」に頼る傾向が長らくありました。しかし最近では、新たに開催されるイベント以外にも、商談に便利なBtoB向けの展示会や日本の作品に特化したイベントが増加しています。これにより、日本のアニメや漫画を扱うIPライセンサーにも適合しやすい環境が整いつつあります。

例えば、北京で開催されるイベントは、中国北部のユーザーに直接リーチしやすいという特長を持っています。また、これらの展示会の特徴を整理し、すべてを一覧としてまとめた調査結果も公開されています。

今後の展望とレポート



本調査は、スパイスマートが自社の運営する『LIVEOPSIS』を通じて会員に提供しています。今後も、China Joyやその他の海外大型ゲームイベントにおける出展傾向や日本IPの展開について、継続的に分析を行っていく予定です。さらに、来月には「東京ゲームショウ2025」の現地レポートも配信する予定です。

スパイスマートについて



スパイスマートは、スマホゲーム市場に特化した調査や分析を行っており、日本発のIP作品ライセンスを利用したビジネス支援を行っています。また、日本、中国、韓国、米国などのグローバル市場に向けた調査も実施しています。

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