2025年最新調査！日本におけるゲーム習慣の男女差を徹底分析

近年、日本のゲーム文化は急速に変化しています。これに伴い、人々のゲーム習慣も多様化し、性別による違いが浮き彫りになってきています。その実態を探るべく、私たちは2025年4月に、全国の20歳から59歳の男女1,000人を対象にした調査を実施しました。本記事では、その主要な調査結果をもとにゲームにおける男女差を詳しく見ていきます。

調査実施概要

本調査は、オンラインでのアンケート手法「Freeasy」を用いて実施され、1,000名の回答を収集しました。調査対象は、男性500名、女性500名で、世代ごとのバランスが考慮されています。このデータは、過去数ヶ月以内に実施された精神衛生とゲームに関する調査のデータも加えたものです。これらの結果から、ゲーム習慣としての性別による傾向について探っていきます。

ゲーム歴の違い

調査結果から注目すべき点は、ゲーム歴に関する性別差です。男性の38%が「20年以上のゲーム歴」を持つと答えたのに対し、女性は21%に留まりました。この結果から、長年のゲーム経験を自然に積み重ねているのは男性といえるでしょう。一方、ゲームをまったくしたことがないという女性の割合は42%にも達し、男性の24%を大きく上回っています。

プレイ頻度

プレイ頻度については、男女ともに毎日ゲームを楽しむ割合はほぼ同じで、約29%という結果に。興味深いのは、週に数回プレイをする傾向において、男性が15%、女性は12.4%と、男性がわずかに多い反面、定期的にゲームを楽しむプレイヤーは両者に見受けられます。

週あたりのプレイ時間

週ごとのプレイ時間においては、顕著な違いが見られました。女性の42%が「2時間未満」と回答したのに対し、男性は30%でした。また、「20時間以上」と回答したのは男性が10%、女性は6%で、より長時間プレイするのは男性の傾向です。これらの結果は、多様なライフスタイルが影響していることを示唆しています。

月額課金の違い

次に、ゲームに費やす金額に関する調査結果も注目のポイントです。調査によると、ゲームに一切お金を使わないと答えた女性は67%に達し、男性は53%という結果でした。さらに、月5,000円以上を課金する男性は12%、女性は5%となり、男性の方が高い課金傾向が見られます。

好まれるゲームジャンル

ゲームジャンルについてのデータも性別による興味の違いを教えてくれます。男性はロールプレイングゲーム、アクションゲーム、スポーツゲームと、男性の割合が全体的に高い。特に、ロールプレイングゲームでは男性が約44%、女性は23%です。一方で、女性はパズルゲームを60%と高い割合で好み、これは男性の38%を上回っています。全体として、男性が好むジャンルに対して、女性が好むジャンルには明確な違いがあります。

まとめ

2025年4月に実施された調査では、日本の成人におけるゲーム習慣と性別による違いが浮かび上がりました。毎日プレイする割合はほぼ同じながら、ゲーム歴、プレイ時間、課金額、好むジャンルにおいては大きな差があります。今後の研究では、「ゲームをする動機」や「他者との交流」など、ゲームの背後にある要因にも注目する予定です。次回の後編記事では、これらのテーマについてさらに深く掘り下げていきます。

筆者：松本葵