バンダイナムコの新たな挑戦！投資ファンド「Bandai Namco 021 Fund」がリニューアル

バンダイナムコエンターテインメントは、新しいブランド名のスタートアップ投資ファンド「Bandai Namco 021 Fund」を発表しました。これは、同社が2022年から運営している事業の枠組みをさらに広げ、エンターテインメント分野での新たな可能性を探るためのものです。このファンドは、特に新規IPや事業創出を重視しており、投資枠の増額が発表されました。

新たなビジョンと目的

バンダイナムコグループは、「Fun for All into the Future」という理念のもと、2025年4月から実施する新中期計画を掲げています。この計画には、ファンとの深いつながりを重視した戦略を推進し、同時に新たなエンターテインメントビジネスの創出を目指すものです。「Connect with Fans」という中長期ビジョンを踏まえ、Bandai Namco 021 Fundもその目標をサポートするための重要な役割を果たすことになります。

新ファンドは、既存のエンターテインメント事業の強化に加え、次世代のビジネスモデルの開発に向けて投資を行います。その際、特に新規のスタートアップや既存のエンターテインメント企業との協業を強化し、さらなる成長を図る予定です。

投資対象と実績

Bandai Namco 021 Fundの投資対象には、主にエンターテインメント領域での新しいアイデアやビジネスモデルを展開するスタートアップが含まれます。また、国内外の優れたゲーム開発スタジオとの関係を深め、共にワールドワイドで魅力的なゲームを届けることを目指します。全体の投資規模は60億円以上で、プレシードからレイターステージまでを対象としています。

特に注目すべきは、すでに出資先での成果に向けた追加出資です。例えば、インド市場に特化した「Super Gaming Pte Ltd」への出資は、その独自のゲーム開発エンジンプラットフォームで強い成長が期待されています。また、「株式会社ウタイテ」への出資も、新たな領域でのIP創出を支えるための重要なステップです。

ワールドワイドな展開

新しい投資方針の下、バンダイナムコエンターテインメントは、出資先とのコラボレーションによって世界中のファンへ優れたゲームタイトルを提供することを目指しています。そのため、パブリッシング力やマーケティング力を生かして、出資先シスタジオとの関係を強化することに注力しています。これにより、各地域の文化やトレンドに即したゲームを開発し、提供することが可能となります。