東京2025デフリンピックでARスポーツ「HADO」が進化
2025年11月、東京で開催される「東京2025デフリンピック」にて、株式会社meleapが特別企画「Edoの波動 段位バトル」を出展する。このイベントは、東京都が主催するデジタル体験プログラム「みるTech」の一環として組まれており、AR技術を駆使したスポーツ体験が楽しめる。
「Edoの波動 段位バトル」とは
このコンテンツでは、ARスポーツ「HADO」をカスタマイズし、聴覚に障がいのある方でも直感的に参加できるユニバーサルな体験を提供。具体的には、振動によってプレイヤーが「衝撃」を体感できるシステムが採用されている。これにより、年齢や障がいの有無にかかわらず、誰もが夢中になれる未来型スポーツの体験が実現した。
エナジーボールとシールドを用いて対戦するスタイルは、江戸の魂と未来技術が融合した非常にスペシャルなもの。プレイヤーは歌舞伎役者や忍者といったキャラクターと対戦し、段位を上げていくことで、ゲームの魅力が増していく仕組みになっている。
体験の促進と共生社会の実現
このプロジェクトは、東京2025デフリンピックのビジョン「誰もが個性を活かし力を発揮できる共生社会の実現」に賛同している。AR技術を用いることで、より多くの人々が体を動かし、つながりを感じることができる社会の創造を目指している。
これまでにも、HADOは国や年齢に関わらず多くの人々に愛されてきた。今回の出展では、「聴覚に頼らない体験」をテーマにしており、テクノロジーと創造力を駆使して新たな参加型スポーツを体現する。今後もこれをベースに、教育、文化、福祉などの分野と連携しながら、HADOの可能性を広げていくとのことだ。
オリジナルARコンテンツを開発
HADOは企業や教育機関の目的に応じたカスタマイズが可能。このプロジェクトでは「江戸の魂が未来と出会う」というテーマのもと、独自のキャラクターやエフェクト、振動演出を盛り込んだオリジナルのAR体験を制作している。これにより、イベントや観光施設、教育の場で使われるオリジナルコンテンツの開発が可能になる。
2025年のデフリンピックでの出展を通じて、HADOはAR技術を利用した新しいスポーツ体験を多くの人々に紹介し、より開かれた社会の実現を目指す。テクノロジーとコミュニティの力で、未来のスポーツの形がここにある。