ジオフラとfunboxが提携
ジオフラ株式会社が、株式会社funboxと資本業務提携を発表しました。この提携は、両社の強みを活かし、地域活性化を目指した新しいエンターテインメント体験の創造を目指しています。ジオフラは「Moving Entertainment」を理念に掲げ、エンターテインメントとテクノロジーを融合した体験を提供。その中で「プラリー」というアプリを展開しており、地域の施設やイベントを舞台にした新たなお出かけ体験を提供しています。
一方で、funboxはカプセルトイや雑貨、販促ツールの企画・製造を行う企業であり、特に「街ガチャ」のようにリアルとデジタルを接続する体験を提供しています。両社が手を組むことで、地域における新たな人流の創出が期待されています。
資本業務提携の内容
今回の提携では、funboxがジオフラに向けてカプセルトイ筐体を提供します。これにより、商品企画や製造、運営、保守、売上データ連携など一連のプロセスを実現します。ジオフラは、これらの筐体を利用して観光地や商業施設での常設展開、さらにはデジタルスタンプラリーイベントを展開する計画です。
特に、チェックイン機能やクーポン配布機能といったアプリ連携も行い、リアルな体験をデジタルで強化するOMO型のマーケティング機能を強化します。このようにして、カプセルトイの企画から販促、運営、さらにはデータ分析までを一貫して行う日本初のOMO型カプセルトイエコシステムの構築を目指しています。
今後の方向性
両社は今後、IPコラボレーションを通じた新たなカプセルトイの開発や、街ガチャ企画を全国各地の観光地や商業施設で推進する予定です。具体的には、プラリーの中でカプセルトイ購入とスタンプラリーを組み合わせ、リアルな購買体験を楽しめるようにします。これにより、地域回遊を促進し、収集したビッグデータを企業のCRM活動に活用できる環境を整えていきます。
さらに、環境への配慮としてバイオカプセルの採用にも着手し、持続可能な地域プロモーションを目指します。このように、ジオフラとfunboxの提携は、単なるビジネスモデルに留まらず、地域経済の活性化や新たな購買体験の提供など、多方面にわたる影響をもたらすことでしょう。
代表者のコメント
funboxの代表取締役社長である林基史氏は、「ジオフラのテクノロジーとfunboxのものづくりの組み合わせで、街や施設、観光地そのものを体験の舞台に変えていきたい」と述べています。ジオフラの尾崎雄一社長も、「本提携により、地域と企業、そしてファンをつなぐ新しい回遊体験を提供できると確信している」とコメントしています。
プラリーについて
「プラリー」は、位置情報をもとに日常の移動をエンターテインメントに変えるアプリです。デジタルスタンプラリーやチェックイン機能が特徴で、多くのユーザーに利用されています。2023年12月からサービスが開始されるこのアプリは、地域の活性化にも寄与することでしょう。
このように、ジオフラとfunboxの提携は、地域とデジタル、リアルを結びつける画期的な試みであり、今後の展開に大いに期待が寄せられています。