ヒュンメル×ガンバ大阪のeスポーツイベント
2023年9月13日、J1リーグ第29節のガンバ大阪対浦和レッズの試合において、デンマークのスポーツブランド・ヒュンメルが主催する特別なeスポーツイベントが開催されました。この日は「ヒュンメルパートナーデー」として記念され、選手たちが聴覚障がい者支援につながる手話シャツを着用して入場しました。
手話シャツでの聴覚障がい者支援
参加した選手たちは、主に心の平和と絆を意味する「心の旗を振ろう」というテーマでデザインされた手話シャツを誇らしげに着ていました。このチャリティーシャツは、地元の聴覚障がい者支援に役立つことを目的としており、その意義を訴えるため、キャプテンの宇佐美貴史選手は試合前にフェアプレー宣言を行い、スポーツにおけるリスペクトや平和の重要性について触れました。
宇佐美選手の「誰もがサッカーを安心して楽しむ権利を持っている」という言葉は、多くのファンの心に響くものでした。
GENKIモリタさんとのeスポーツ交流
この日、特に注目されたのは、プロゲーマーのGENKIモリタさんによるeスポーツイベントです。今年で3回目を迎えるこのイベントは、聴覚支援学校の生徒や先生も招待され、普段なかなか交わることのできない子どもたちと健常者の家族との交流の場となりました。
参加者からは「子どもたちが楽しさを分かち合えているのを見て嬉しかった」「普段は外で感情を見せないが、PK戦で喜ぶ姿を見られた」といった声が聞かれました。こうした体験は、参加者にとって非常に貴重なものとなったようです。
ゲームを通じた障がい者の支援
GENKIモリタさんは、小学生や中高生チームと対戦し、ゲームを通じた交流を深めました。彼は「ゲームの操作方法を明示することで、手話や言葉がなくても楽しめた」と、その意義を強調しました。実際、イベント終了後には、参加者たちが試合の内容を楽しむ様子が見られ、保護者を含むすべての人々が一緒に声援を送る姿が印象的でした。
ガンバ大阪のクラブの歴史
ガンバ大阪は1980年に設立され、Jリーグ開幕時のオリジナル10のひとつです。「GAMBA」はイタリア語で脚を意味し、「頑張る」という日本語の言葉とも掛け合わさっています。これまでにAFCチャンピオンズリーグでの優勝を含め、9つのタイトルを獲得しています。
特に2021年に迎えたクラブ30周年を機に、リブランディングを行い、日本を代表するスポーツエクスペリエンスブランドを目指しています。
まとめ
このように、ヒュンメルとガンバ大阪の共同イベントは、スポーツが人々の心を結びつけ、障がい者支援にも寄与する力を示す素晴らしい機会となりました。参加者たちの笑顔と共に、心温まるひとときを過ごせたことが印象的です。今後もこのような取り組みに期待したいですね。