マトリックスとHINATAの新たな挑戦
2025年4月15日、株式会社マトリックスとHINATA株式会社が新たなグループ体制を正式にスタートします。両社は、東京都新宿区歌舞伎町に拠点を構え、過去のプロジェクトでは協力しあってきましたが、今後はより密接に連携していくことになります。これにより、150名以上のチームが一堂に会することで、技術力やアイデアが結集し、よりクリエイティブな作品が生まれることが期待されています。
歌舞伎町から感情に響くゲームを
新宿歌舞伎町は日本のエンターテインメントの中心地。この場所からスタートする新しいチーム体制は、過去のプロジェクトから“案件単位”の協力を“日常的なチーム形成”へと進化させました。開発者やプランナーがフラットに意見を交わせることで、企画から開発、運営までのスピードと精度が向上。ちょっとしたアイデアや気づきをその場でシェアできるのが、感情に深く届くゲームを生み出す土壌となるのです。
RPGジャンルの強固なパートナーシップ
マトリックスは1994年設立以来、『アランドラ』や『ファイナルファンタジーXI アドゥリンの魔境』など、数々の有名RPGを手掛けてきました。一方、HINATAも2008年以降に『星のドラゴンクエスト』などの人気作の開発・運営に関わってきた実績があります。両社が集結することで、RPGというジャンルはもちろん、様々な形式においてその厚みが増すことでしょう。
未来へ向けた共創の意義
構築された兄弟会社体制には、企画・開発・運営を一体で担える大きな強みがあります。マトリックスの開発力とHINATAの運営戦略の柔軟性が融合することで、“持続型クリエイティブ”が可能になっていくのです。ゲーム業界では開発と運営が分離されつつあり、多くの問題を抱えていますが、両社が同じ空間で連携して進める新たな試みは、特にRPGにおいて優れた体験を創出し得るのです。物語や世界観を活かしたコンテンツ構築は、よりプレイヤーの心に響くものになるでしょう。
2つの理念の融合
マトリックスの理念は「遊びを通して人々を幸せにする」、HINATAは「心を揺さぶる作品をつくる」。この2つの理念が交わることで、これからの時代に求められる感情に届くゲーム体験を実現することが可能となります。両社は、RPGを軸にした多様なコンテンツ展開を視野に入れ、一層の高みを目指す意向です。
代表者のメッセージ
マトリックスの代表、大堀康祐氏は「歌舞伎町という地名に恥じない“かぶいた”ゲーム作品を創り続ける」と述べ、HINATAの河村直哉氏も「兄弟の力を合わせ、楽しみを提供するために全力を尽くす」と意気込みを語っています。この新たな挑戦が、どのようなゲームを世に生み出すのか、期待が高まります。
今後、この2社の連携から生まれる作品群に目が離せません。新しい時代のゲームが、歌舞伎町を舞台に展開されることを心待ちにしています。