立命館アジア太平洋大学がRobloxで描く未来のキャンパス
立命館アジア太平洋大学(APU)と株式会社モンドリアンが共同で、オンラインゲームプラットフォーム「Roblox」を利用したバーチャルキャンパス「Metaverse APU」を開発しました。この取り組みは、世界中に広がるAPUのコミュニティに向けて、「いつでも帰れる母校」を提供することを目的としています。
バーチャルキャンパスの特徴
「Metaverse APU」は、APUの象徴的な建物や広場を忠実に再現したバーチャル空間です。このキャンパスは、在学生、卒業生、教職員が集まり、リアルタイムで交流することができるソーシャルハングアウトの場になります。このようなオンライン環境は、物理的な距離を越えてコミュニケーションを促進し、学びを支える新たな拠点となります。
教育活動の新しい形
このプロジェクトでは、単なる交流の場だけではなく、講義や発表などの教育活動にも活用されます。コミュニケーション機能やプレゼンテーション機能を搭載し、国際的な学びの場としての可能性を広げています。また、バーチャルオープンキャンパスや国際学生会議などのイベントも計画されており、実際の大学生活を模して学びを深めることができます。
継続的な進化を遂げるキャンパス
バーチャルキャンパスは学生によるコンテンツ拡張が可能で、APUのeスポーツ部が中心となり、建物の追加やミニゲームの制作、イベントの運営が行われます。学生自身がキャンパスの育成に関与するプロセスは、教育的価値だけでなく実践的な学びをもたらします。このように、参加型の学習環境を提供することで、より充実した教育体験を実現します。
大学DXの先駆け
「Metaverse APU」は、大学のデジタルトランスフォーメーション(DX)の新たなモデルとしての役割も果たします。卒業生ネットワークの活性化や入試広報、留学生募集においてもオンライン活用が期待され、非常時におけるセーフティネットとしての機能もスマート化の一環と位置付けられています。今後、国際イベントや学内行事もオンラインで開催されることが見込まれ、「史上最も多様なバーチャルキャンパス」を目指す取り組みが展開されます。
まとめ
立命館アジア太平洋大学がRobloxで構築したバーチャルキャンパス「Metaverse APU」は、学びと交流の新しいスタイルを提供し、国際的な大学の未来を示すモデルとして位置付けられています。この先進的な取り組みが、他大学にとっても有益な参考事例となることが期待されています。ゲームを通じて新たな学びの形を追求するAPUの挑戦に、今後も注目です。