家族のデジタルライフを守るために
最近、個人向けのセキュリティサービスを手がけるNordVPNが新たな調査結果を発表しました。この調査では、世界中で5億件を超えるデータから、情報窃取型マルウェア「インフォスティーラー」による被害実態が明らかになっています。特に、子ども向けのオンラインゲームやネット通販が主要な標的とされており、多くの家族が危険にさらされています。
調査の背景と意義
NordVPNが提供する脅威エクスポージャー管理プラットフォーム「NordStellar」によるこの調査は、2025年中に実施されたものです。対象は、インフォスティーラーに関連する最も頻繁に検出された1万件のドメインで、約5億件のログデータを基に統計的に分析されました。調査結果によれば、現在の家庭に広まる様々なデジタルサービスが、サイバー犯罪の危険にさらされていることが分かります。
インフォスティーラーが狙う層
インフォスティーラーは、感染したデバイスからパスワードや金融情報などの機密データを収集し、サイバー犯罪者に送信します。この調査によると、インフォスティーラーによる被害者のおよそ99%がWindowsユーザーであり、特に以下の3つのユーザー層が標的になっています。
1.
ライフスタイル重視の一般インターネットユーザー
この層は、日常的にSNSや通販サイトを利用する人々で、特にFacebookやInstagramなどのSNSで情報漏洩の被害が多く確認されています。この層では、約6,500万件の情報流出が記録されており、パスワードなしでサービスにアクセスできるリスクが高まります。
2.
ゲームプラットフォームを利用するゲームユーザー
PCゲーマーにとっても危険が迫っています。特にSteamやTwitchなどのプラットフォームや、フォートナイトなどの人気ゲームが標的とされ、約5,300万件の流出が確認されています。不正改造されたゲームやチートツールなどの危険なダウンロードが、感染を引き起こす主な原因です。
3.
システム管理者
企業でシステム管理を行う人たちも狙われています。約2,700万件の情報流出があったように、企業向けのポータルやクラウドプラットフォームに侵入されるリスクがあります。これにより、社内システムが攻撃を受ける可能性も高まります。
セキュリティ対策と推奨事項
NordVPNの最高技術責任者であるマリユス・ブリエディス氏は、インフォスティーラーの被害を防ぐために以下の3つを推奨しています。
1.
重要アカウントの保護
メールやID管理用のアカウントは、特に保護が必要です。多要素認証やパスキー技術を用いて、銀行やオンラインショップのアカウントも順次セキュリティを強化することが勧められています。
2.
ブラウザの見直し
保存されたデータを定期的に見直し、不要なものは削除しましょう。また、オペレーティングシステムやブラウザは常に最新版に保つことが大切です。
3.
非公式のダウンロードに要注意
無料ツールや不正改造ソフトのインストールは絶対に避けましょう。「うますぎる話」に対する警戒が必要です。
現代のリスクを理解する
マリユス・ブリエディス氏は、特定のユーザー層に対する攻撃ではなく、一般的な行動が感染を引き起こしていると指摘しています。デバイスが便利に記憶するほど、盗まれる情報も多くなるため、セキュリティ対策は必須です。もし感染が起きた際には、情報流出を最小限に抑えることが重要です。
NordVPNの提供するサービス
NordVPNは、世界中で数百万人のユーザーを抱えるVPNサービスです。セキュリティを強化するための機能が豊富に揃っており、悪意のあるウェブサイトやトラッカーをブロックすることができます。また、最新サービスの「Saily」は海外旅行者向けに設計され、手軽にデータ通信が行えます。
家族や自分自身のデジタルライフを守るためにも、今一度自身のセキュリティ対策を見直すことが求められます。私たちが日常的に利用しているオンラインサービスには思わぬ危険が潜んでいるのです。